向学心を支える環境や仲間に東北大学の魅力を実感
東北大学理学部化学科を受験した主な理由は本学の研究環境が充実していると感じたからです。中学生の時、職業体験学習で地元の理化学研究所を訪問し、研究職に興味を持ちました。高校では化学部に所属し、アントシアニンを用いた色素増感太陽電池の性能向上に取り組み、高校の研修制度を利用してイギリスの高校で研究発表する機会を得ました。研究を行ううちに、答えのない問いに取り組み、それを解決することの楽しさを覚えるようになりました。そんな研究活動の魅力にとりつかれた私にとって、本学理学部はうってつけの場所でした。受験勉強においては、主に理系科目の対策に力を入れました。基本を重視し、化学と物理は教科書を何度も繰り返し勉強しました。特に物理では公式の導出を全て自力で出来るようにしました。数学は、様々な大学の入試問題の演習を行ない、柔軟な思考力と正確な計算力を養いました。
大学の授業は新しいことばかりで戸惑う事もありますが、どれもとても興味深い内容です。大学では理系科目だけでなく経済学や心理学などの文系科目も同時に学べるので、幅広く教養を身につけたい人にはとても良いところだと思います。東北大学の先生や先輩方は親切で面白い人が多く、楽しい大学生活が過ごせています。また、同級生には学習意欲の高い人も多く、有機化学の教科書を輪読する他学部の仲間も出来ました。私は、将来研究職に就くという目標を実現させるため、主体的に物事を考え、創造する力を養おうと思っています。日々努力を怠らず、勉学に励みながら大学生活を過ごしていきたいと思います。
