Education


Our Department of Chemistry

 化学科は1911年の開学以来、「研究第一主義」をモットーとして研究重視の学風を堅持してきました。これは第一級の研究者こそ真に質の高い教育を可能にするという考えに基づく、東北大学の誇る伝統的な学風です。
未開の分野に踏み込んで道を切り開こうとする創造的研究の学風は東北大学の特徴です。東北大学の化学科ではこのような未開の地を切り開き、化学の分野に足跡を残した研究者は数多くいます。一例として文化勲章受章者をあげると、眞島利行、赤堀四郎、野副鉄男、中西香爾の4名にものぼります。また、日本の大学の中で最初に女子に門戸を開き、化学科に入学された黒田チカ、丹下ウメのお二人は卒業後も研究を続けられ、日本の化学に大きな足跡を残しました。

 さらに、開設以来、常に新しい研究領域を開拓しながら国際的に著名な学者を多数輩出しています。教員数は59名で、全国の国立大学の化学科の中でも屈指の教員数を誇っています。学部1学年の学生定員が70名であることを考えれば、学生一人当たりほぼ一人の教員に教育を受けられるという、実に恵まれた教育環境にあります。

 現在、化学科・化学専攻は5つの基幹講座(無機・分析化学講座、有機化学講座、物理化学講座、境界領域化学講座、先端理化学講座)に組織される17の研究室から構成されています。その研究内容は、生物化学、天然物化学、有機合成化学、有機金属化学、金属錯体化学、超分子化学、ナノ・バイオ分析化学、レーザー分光学、計算化学などを含み、化学の主要分野を網羅しています。これらの研究室が学内の研究所に所属する16の研究室の協力と、学部付属の巨大分子解析センターなどの協力を得て化学研究の世界的な一大拠点を形成しています。

影
  • 東北大学
  • 東北大学大学院理学研究科・理学部
  • 東北大学巨大分子解析研究センター
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