東北大学理学部化学科では、学生あたりの教員数が多いため(1学年70人の学生に対して約60人の教員)学生一人一人に合わせた丁寧な教育指導を受けることができます。学部1、2学年では、無機化学・物理化学・有機化学・生物化学など、化学の多様な分野を網羅した専門的な講義を受講します。講義を担当する教員は、最先端で活躍する研究者でもあるため「教科書的な知識」だけでなく、実際の研究と関連した「実践的な知識」を学ぶことができます。また実験に重点を置いていることも特徴の一つで、2学年後期から始まる学生実験によって、早い時期から知識と実験技術の両方をバランス良く習得することができます。また中学校や高等学校の教師を目指すためのカリキュラムが用意されています。
本化学科では、他大学よりも半年早い3学年後期から、自分の最も興味がある分野の研究室に所属し、最先端の研究を通して専門的な知識を学ぶ生活が始まります。研究活動は、今までの「答えがある問題」から「誰も答えを知らない問題」を解き明かすことを目指します。もちろん最初は分からないことだらけですが、教員からの指導や、大学院の先輩からのアドバイス、本学が誇る最先端の設備など、充実した研究環境が皆さんの課題・卒業研究をサポートしてくれます。課題・卒業研究の内容が学術的に評価され、国際的な学術誌に掲載されることや、国内外の学会で発表することもあります。研究活動を通して新しい発見をした時、何物にも代えることのできない感動の瞬間が待っています。