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学年はインタビュー当時

何度も思案を重ね、挑戦し続けること

東北大学理学部化学科 4年
北島 紬さん

東北大学理学部化学科4年北島紬さんに大学での研究生活について伺いました。
北島 紬
研究室ではどのように研究に取り組まれていますか?研究室生活についても教えてください。

私の所属する研究室では、化学を用いて植物における生命現象を解明していくケミカルバイオロジーの研究をしています。現在、私は代謝解析に用いる植物ホルモン生合成前駆体の合成を行っています。大学での専門的な勉強は抽象的なものが多く、特に1~2年生の頃は苦労しました。研究室に配属された今でも、実際に自分で実験を行うことに座学とは違った困難があると感じています。しかし、何度も思案を重ね、挑戦し続けることは、とても楽しくてやりがいがあります。何度も失敗を繰り返しながら何とか実験を成功させたときや、今まで自分一人でできなかったことができるようになった時は、最も自分自身の成長を感じる瞬間です。研究以外でも、コロナ感染対策をきちんと行った上で、研究室メンバーと一緒にお花見に行くなどの季節の行事も楽しんでいます。また、先輩や同期の人たちと研究以外の話で盛り上がることも、いい息抜きになっています。

将来の目標や学んだ化学でどのように社会へ貢献したいか教えてください。

高校生の時に化学に興味を持ち始めてから、化学を用いて誰かの役に立ちたい、誰かの生活を豊かにしたいと考えてきました。今もその思いは変わりません。どんな職業に就くかはまだ決めかねていますが、基礎的な化学の知識や物事の本質から考える能力、様々な困難を乗り越える問題解決能力を身に付けていくことによって、社会から必要とされる化学者になれるのではないかと考えています。そのためにも、現在取り組んでいる研究をこれからもひたむきに一生懸命行いたいです。そして、化学が好きだという気持ちを忘れることなく、基礎を大事にしながら常に貪欲な姿勢で化学と向き合い、学び続けたいと思います。

-ありがとうございました。
北島 紬
出身校:福島県立安積高校
2022年6月1日当時の学年となっております。
影
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